足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科、皮膚科

足立外科胃腸内科医院

潰瘍(かいよう)性大腸炎

潰瘍(かいよう)性大腸炎ってどんな病気?

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潰瘍性大腸炎は30歳以下の比較的若い人に発症する、粘膜と粘膜下層を侵しびらんや潰瘍を形成する大腸(特に直腸)の難治性腸炎です。
病変は直腸、S状結腸から始まり、連続性に口側の腸管に広がっていきます。病変の広がり方により全大腸炎型、左側大腸炎型、右側大腸炎型、直腸炎型に分類されます。

原因は不明ですが、ストレス、免疫異常が関係していると考えられています。10年以上経過した全大腸の潰瘍性大腸炎は、発がんのリスクが高いといわれ、定期的な経過観察が必要です。

どんな症状があるの?

下痢、血便(粘血便、血性下痢)がみられます。病変の範囲が広がるにつれて腹痛、発熱が出現することがあります。病気が進行すると腸に穴が開いてしまったり(穿孔)、中毒性巨大結腸症を生じることがあります。

その他、肝臓(原発性硬化性胆管炎)、膵臓(膵炎)、皮膚(壊疽性膿皮症、結節性紅斑)、眼(虹彩毛様体炎、ぶどう膜炎)、関節(末梢関節炎、剛直性脊椎炎)、口(口内炎)、血管(血栓性静脈炎)などに合併症を認めることがあります。

どんな検査が必要?

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・血液検査
白血球数、赤沈、CRPなどを調べ、炎症の程度を判断します。

・バリウム大腸検査(注腸X線検査)
病変の広がりや、程度を知ることができます。直腸から連続した粘膜のただれや潰瘍、ヒダの消失(ハウストラの消失)など様々な所見を示します。

・大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)

バリウムの検査と同じ検査所見にくわえ、活動期には粘膜下血管が透けて見えない、粘膜の浮腫、びらん、潰瘍、出血、粘液過多などの所見を認めます。病気が安定するとこれらの所見が消え、治療の効果を知ることができます。

また大腸カメラでは直接細胞をとり、顕微鏡で調べることで潰瘍性大腸炎に特徴的な組織像(陰窩膿瘍など)を確認するができます。
潰瘍(かいよう)性大腸炎

どんな治療をするの?

安静療法などの内科治療が原則で、薬物療法としては基本的には腸管の炎症を抑え、免疫反応を抑える薬を使います。病気の原因は免疫異常によると考えられているので、5-ASA製剤を中心に、免疫抑制剤、副腎皮質ステロイド剤を使った治療を行います。

ステロイド静注1週間後でも治療効果が無効な例や、ステロイド使用が長期・多量となった症例、大出血、狭窄、穿孔、中毒性巨大結腸症などを呈した症例では外科手術(肛門を温存した大腸全摘出など)が選択されます。

「潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針」(平成27年度改訂版)が厚生労働省「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」より発行され、http://ibdjapan.orgより入手可能となっています。

長期的な経過のうちに大腸癌を合併することがありますので、症状が安定していても定期的な大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。

当院の院長は日本消化器病学会、日本外科学会および日本消化器外科学会の専門医資格をもっており、内科的治療のみならず外科的治療の知識も有しております。不安や疑問をそのままにせず、遠慮なくご相談ください。
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