足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科、皮膚科

足立胃腸科外科

消化器外科専門医資格の更新をしました

こんにちは。

令和2年になり、はやくも10日が過ぎました。

先日、日本消化器外科学会の消化器外科専門医の資格を更新しましたので、今回は専門医について。

専門医の資格がなくても日常診療をするうえで困ることは特にありません。
とはいえ、専門医の資格を有するということは学会が要求する臨床経験や手術・手技の数などの基準をクリアし、試験に合格することにより、
その分野における一定水準以上の技能を有する医師であるという証明になります。

消化器外科学専門医を取得するのは他の専門医と比べて難易度が高いといわれています。

日本消化器外科学会のホームページには、
消化器外科専門医は学会に所属している医師の30%のみが取得可能で、10−20年かけて取得、取得平均年齢39歳。
と記載があります。

消化器外科専門医試験を受けるために必要な条件は、下記の5つです。

1.日本国の医師免許を有すること。
2.外科専門医であること。
3.学会に入会して継続3年以上学会会員であること。
4.臨床研修終了後、通算5年間以上の修練を行っていること(450例以上の診療経験が必要)。
5.筆頭論文3件を含む筆頭論文または発表6件。

外科専門医というのは日本外科学会の定める専門医資格です。
消化器外科専門医は外科専門医をベースにし、その上位に位置する資格ということになります。

以上のように試験を受けるためのハードルがかなり高く設定されています。
(2020年度の試験からはかなり取得条件が緩和されるようです。)

個人的には下記の2つが大変だと感じました。

1. 手術の件数。
450例以上の手術経験のうち高難度手術に分類される手術50例を経験しなければなりません。これが結構大変です。

2. 筆頭論文3件。
筆頭論文とは自分が主となって研究し、作成した論文のことです。
筆頭論文3件を含む論文か発表が6件。
この条件が消化器外科専門医取得の最大のハードルだと個人的には思います。

上司や先輩に「臨床だけでなく、きちんと研究し論文を書くように!」、「学会発表するだけでなく、きちんと論文として形に残すように!」と指導されてきました。
開業するとこういった活動が疎かになってしまい、反省する限りです。

専門医試験の受験資格をようやく満たしたとしても、最後の難関である試験が待っています。
消化器外科専門医試験は筆記試験で180分間、途中休憩なし!
内容は消化器外科領域全般にわたり、総論、上部消化管、下部消化管、肝胆膵脾の4領域に分けて出題され、100題の問題を解答します。
2019年の合格率は77.7%でした。
自分の周りにも数人試験に落ちていたため、結構ひやひやした記憶があります。
(私はかろうじて?一回で合格しました!)
そして試験に合格したあと認定料40,000円を支払います。
(これも破格の値段ですよね。。。なんで40,000円もするのでしょうか。。。) 
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専門医資格を取得した後は運転免許証と同様、数年ごとに専門医資格更新が必要です。
専門医資格更新にも臨床経験数、学会参加や学術集会参加など、更新のための条件がいくつかあります。
先日神戸の学会に参加したのも専門医資格の更新条件をクリアするためでもあります。
https://www.adachi-ichou.com/blog/301.html

いくつか専門医を持っていると各々の学会、学術集会への参加、必要症例数確保など、更新時期もまちまちなので管理が大変です。

今後も積極的に学会や学術集会に参加し、専門医資格を維持しつつ日々の診療に還元できるよう精進してまいります。

以上、消化器外科専門医の資格を更新したというお話でした。

院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院(外科・胃腸内科・内科・皮膚科)
【五反野、青井のクリニック】
かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
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