足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科
内視鏡検査なら足立外科胃腸内科医院|足立区青井・五反野の[外科、胃腸内科、内科]

逆流性食道炎の薬が効かない・胸焼けが治らない原因|NERD・機能性胸やけ・好酸球性食道炎を消化器専門医が解説|足立区

作成日:2026年3月15日
更新日:2026年3月15日
執筆:足立外科胃腸内科医院 院長 医学博士 飯田修史
保有資格:消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医
院長の経歴についてはこちら

胃酸を抑える薬(PPIやP-CAB)を飲んでいるのに胸焼けが治らない——その原因は、逆流性食道炎ではない別の病態が隠れている可能性があります。胸やけを訴える方の30〜50%は、胃酸抑制薬が効かない「治らない胸やけ」に悩んでいるとされています。

この記事では、足立区・五反野・青井・綾瀬・西新井周辺で胸焼けが続く方に向けて、NERD・逆流過敏性食道・機能性胸やけ・好酸球性食道炎など、「薬が効かない胸焼け」の背景にある病態と正しい診断の流れを消化器内視鏡専門医・消化器病専門医が解説します。
Gemini_Generated_Image_4c0ll74c0ll74c0l

目次

1.治らない胸やけとは?逆流性食道炎との違いと背景にある病態
2.胸やけに似た症状を起こす病気と原因
3.検査・診断の流れと見逃してはいけない危険サイン
4.病態別の治療と生活改善のポイント
5.受診すべきタイミングと日常でできる対策
6.よくある質問

治らない胸やけとは?逆流性食道炎との違いと背景にある病態

胸やけの主な原因は胃酸の逆流です。胃の入り口を締める筋肉のゆるみ・食道の動きの低下・腹圧の上昇などが重なり、胃液が食道に逆流するとさまざまな症状が現れます。この状態を医学的に「胃食道逆流症(GERD)」と呼びます。

典型的な逆流性食道炎では胃酸抑制薬(PPIやP-CAB)で改善しますが、8週間以上使っても症状が続く場合は、単なる逆流性食道炎ではない可能性があります。

背景にある主な病態

・逆流性食道炎(びらん性GERD):内視鏡で食道粘膜に炎症が見えるタイプ
・非びらん性胃食道逆流症(NERD):症状はあるが内視鏡では炎症がほとんど見えないタイプ
・逆流過敏性食道(RH):生理的な範囲の逆流でも食道が過敏に反応して症状を感じる
・機能性胸やけ(FH):胃酸の逆流とは関係なく、ストレスなどで胸やけを感じる
・その他:好酸球性食道炎、食道運動障害など
足立区・五反野・青井周辺で胸やけが続く方は、足立外科胃腸内科医院で原因をきちんと調べることをお勧めします。 

胸やけに似た症状を起こす病気と原因

Gemini_Generated_Image_rb1862rb1862rb18
逆流過敏性食道(Reflux Hypersensitivity)
胃酸の逆流は生理的な範囲内だが、食道が過敏なため症状を強く感じる。脳腸相関の乱れが関与しており、胃酸抑制薬だけでは改善しにくい。

機能性胸やけ(Functional Heartburn)
胃酸の逆流とは無関係に胸やけが現れる。ストレスや不安、生活習慣の乱れが関与。Rome IV基準に基づいて診断される。

食道性げっぷ(Supragastric Belching:SGB)
無意識に空気を食道まで吸い込む行動習慣。胸やけやげっぷとして自覚されることが多く、ストレスで悪化する。胃酸抑制薬では効果がなく、横隔膜呼吸法などの行動療法が中心となる。

好酸球性食道炎(EoE)
アレルギーに関連し、食道に好酸球が浸潤する疾患。胸やけ・嚥下困難・食物のつかえ感が特徴で、喘息やアトピーを合併することが多い。胃酸抑制薬が効かない場合に疑い、内視鏡と生検で診断する。

「自分の症状がどのタイプに当てはまるか、以下のチェックリストで確認してみてください」

■胸のあたりが熱い、あるいはひりひりとしみる感じがする 。
■「すっぱいものが込み上げる」ことがよくある 。
■ものを飲み込むとき、つかえる感じがある 。
■何週間も、のどのイガイガ感があったり、咳が続いている 。
■声がかすれるようになる 。
■食べすぎたときや油っこい食事をしたときに不快感を感じる 。
■食後にお腹がはったり、胃がムカムカすることがある 。
■最近、胃の調子が悪く食欲がない 。
■睡眠中に急に咳が出て目覚めてしまうことがよくある 。
■耳のあたりが痛む 。
1つでもあてはまるものがあれば「胃食道逆流症」の疑いがあります 。一度、医師の診察を受けることをお勧めします 。

▶️ 胃カメラ検査ページはこちら
▶️ WEB内視鏡予約はこちら
▶️ 検査の費用についてはこちら

検査・診断の流れと見逃してはいけない危険サイン

Gemini_Generated_Image_4lfkfh4lfkfh4lfk (3)
1. 問診:症状の特徴、薬の効果、ストレス・生活習慣の確認
2. 胃カメラ(上部内視鏡):食道粘膜の炎症・好酸球性食道炎の所見・食道の粘膜状態を確認
3. PPI/P-CABテスト:胃酸抑制薬で症状が改善するかどうかの確認
4. その他の検査(食道内pHモニタリング・食道内圧測定):必要に応じて専門機関に紹介  

「治らない胸やけ」の正体を見極めるには、問診・内視鏡検査・必要に応じた追加検査が重要です。 
当院では、消化器内視鏡専門医・消化器病専門医が診断から治療まで一貫して対応しています。

見逃してはいけない危険サイン

・嚥下困難、食物のつかえ感
・体重減少、血を吐く、黒い便
・強い胸痛(心臓の病気との鑑別が必要な場合あり)
・声のかすれ、慢性的な咳
こうした症状があれば、足立外科胃腸内科医院まで早めにご相談ください。
消化器内視鏡専門医・消化器病専門医の資格を持つ院長が胃カメラ検査を担当し、診断から治療まで一貫して対応いたします。 

▶️ 詳しくはこちら:胃カメラ検査ページ

病態別の治療と生活改善のポイント

逆流性食道炎・NERDの場合:PPI・P-CABの調整+生活習慣の見直し(肥満是正、食後すぐに横にならない、高脂肪食・アルコール・カフェインの制限)

逆流過敏性食道・機能性胸やけの場合:ストレス軽減・規則正しい生活。認知行動療法やリラクゼーション、必要に応じて漢方薬や心身医学的アプローチ

上食道性げっぷ(SGB)の場合:薬はほぼ効果なし。横隔膜呼吸法などの行動療法が中心

好酸球性食道炎の場合:胃酸抑制薬・局所コルチコステロイド・食物除去療法。必要に応じて食道拡張術

受診すべきタイミングと日常でできる対策

胃酸抑制薬を8週間以上使っても改善しない 
嚥下困難や体重減少・血便がある 
胸痛が強い
—これらの場合は早めの受診をお勧めします。

日常対策:
食後2〜3時間は横にならない
腹八分目・よく噛んで食べる
肥満の方は減量
ストレス・睡眠不足を減らす
脂肪・アルコール・カフェインを控える
足立区・五反野・青井・綾瀬、西新井周辺にお住まいで、胸やけの原因に合った治療を受けたい方は、足立外科胃腸内科医院にご相談ください。 

▶️ 胃カメラ検査ページはこちら
▶️ WEB内視鏡予約はこちら
▶️ 検査の費用についてはこちら

Gemini_Generated_Image_4lfkfh4lfkfh4lfk (2)

よくある質問

Q. 胃酸を抑える薬を飲んでも胸やけが治りません。どうすればよいですか?
A. 8週間以上使っても改善しない場合、逆流過敏性食道・機能性胸やけ・好酸球性食道炎などが隠れている可能性があります。胃カメラで食道の状態を確認し、必要に応じて追加検査を受けることをお勧めします。

Q. げっぷが多くて胸やけもあるのですが、逆流性食道炎ですか?
A. 「上食道性げっぷ(SGB)」という別の病態の可能性があります。SGBは無意識の行動習慣で、ストレスで悪化し胃酸抑制薬は効きません。胃カメラで食道に炎症がないか確認し、症状のパターンから判断します。

Q. 好酸球性食道炎とはどのような病気ですか?
A. 食道にアレルギー関連の炎症(好酸球の浸潤)が起こる疾患で、胸やけ・嚥下困難・食物のつかえ感が特徴です。喘息やアトピーを合併することが多く、胃カメラ+生検で診断します。

Q. 胸焼けと胸痛の違いは?心臓の病気の可能性はありますか?
A. 胸焼けは胸骨の裏側やのどの奥の灼熱感・酸っぱさが特徴です。一方、心臓由来の胸痛は「締めつけられる」「押しつぶされる」ような痛みで、左肩や顎への放散痛を伴うことがあります。区別が難しい場合もあるため、強い胸の痛みが続く場合は消化器内科と循環器内科の両面から確認することをお勧めします。

参考文献

1. 日本消化器病学会. 胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021. 日本消化器病学会ガイドライン(https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/gerd.html
2. 日本消化器内視鏡学会. ガイドライン・提言. 日本消化器内視鏡学会(https://www.jges.net/content/guideline
3. Rome Foundation. Rome IV Diagnostic Criteria for Functional Gastrointestinal Disorders. The Rome Foundation(https://theromefoundation.org/rome-iv/rome-iv-criteria/
4. Drossman DA, et al. Functional Heartburn. Rome IV - Functional GI Disorders. 2016.
執筆:足立外科胃腸内科医院 院長 医学博士 飯田修史 
足立区五反野・青井・西新井エリアにお住まいのかたで大腸カメラ、大腸内視鏡検査、消化器内科、内視鏡検査をお探しの方は、ぜひ足立外科胃腸内科医院へお越しください。
当院院長は消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医の資格をもっており、おなかのスペシャリストです。
経験豊富な院長が必ず内視鏡検査を行い、検査後の説明、その後の外来フォローアップも丁寧に責任を持って行います。
検査して終わりではなく、行く度に対応する医者が変わることもありません。

一人ひとりに寄り添いながら、丁寧に対応いたします。
お気軽にご相談ください。
▶️ 胃カメラ検査ページはこちら
▶️ 大腸カメラ検査ページはこちら
▶️ 検査の費用についてはこちら
▶️ WEB内視鏡予約はこちら 
この記事は、一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。必ず、医師の診断を受けてください。
==============================
足立外科胃腸内科医院
東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
https://www.adachi-ichou.com/
https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo

==============================  
お問合せはTEL: 03-3880-1191
足立外科胃腸内科医院