A. はい、結果用紙が手元にあれば、まずご予約のうえご相談ください。健診や検診の「要精密検査」は、がんと決まったわけではなく、精密検査で調べましょうという意味です。実際に要精密検査となった方のうちがんが見つかる割合は、胃がんで約1.9%、大腸がんで約3.1%と報告されています(国立がん研究センター)。とはいえ放置すると発見が遅れるため、症状がなくても精密検査は受けることがすすめられます。当院ではWEB問診で結果内容を事前に共有いただくと、診察がスムーズです。
Q. 会社の健康診断の結果用紙だけで、精密検査の相談はできますか?
A. できます。職場の定期健康診断や特定健診の結果用紙をお持ちいただければ、どの項目が「要精密検査」なのかを一緒に確認し、必要な検査(胃カメラ・大腸カメラ・採血・腹部エコーなど)を判断します。健診結果をきっかけに来院される方は当院でも多く、胃カメラ・大腸カメラを受ける方のおよそ3〜4割が健診・検診の指摘がきっかけです。結果用紙とお薬手帳、保険証をご持参ください。
Q. 足立区のがん検診と、当院の検査はどちらを優先すべきですか?
A. 症状がなく対象年齢に当てはまる方は、まず費用負担の少ない足立区のがん検診(大腸がん検診300円、胃がんハイリスク検診1,000円など)を利用するのが基本です。一方、すでに症状がある方や、健診・検診で「要精密検査」となった方は、対策型のがん検診ではなく保険診療の精密検査に進みます。足立区の胃がんハイリスク検診で「要精密検査」となった場合も、保険診療での胃内視鏡検査になります。迷う場合は診察でご相談ください。
Q. 胃カメラ・大腸カメラが怖いのですが、無理なく受けられますか?
A. ご不安な方には、当院では鎮静剤を使って眠っているような状態で受けていただく方法もご用意しています。胃カメラは鼻から挿入する経鼻内視鏡も選べ、嘔吐反射が起きにくい方もいます。院長が必ず担当し、行くたびに医師が変わることはありません。五反野駅から徒歩圏内で、青井・綾瀬・西新井・小菅・六町方面からも通院いただいています。怖さや痛みが心配な点は、予約時やWEB問診で遠慮なくお伝えください。
執筆:足立外科胃腸内科医院 院長 医学博士 飯田修史
保有資格:消化器内視鏡専門医・消化器病専門医・外科専門医
院長の経歴についてはこちら
目次
2.会社の健診だけではがんを取りこぼす理由 ― 健診と検診を組み合わせる根拠
3.対策型検診と任意型検診の使い分け ― 費用と目的で選ぶ判断軸
4.人間ドックは健診か検診か ― 任意型検診としての位置づけ
5.あなたが受けるべき検査の組み合わせ ― 年代×働き方×家族歴の判断マップ
6.足立区で受けられる健診・検診と当院の対応
7.今すぐ受診すべき警告サイン
8.当院での健診後フォローと精密検査・内視鏡の流れ
9.よくある質問
1.「健診」と「検診」は目的が違う ― 1分でわかる早見表
「健診(健康診断)」とは ― 健康かどうか・危険因子を確認する検査
「検診」とは ― 特定の病気を早期発見・早期治療する検査
「人間ドック」とは ― 任意型検診の一種で、健診の発展形
2.会社の健診だけではがんを取りこぼす理由 ― 健診と検診を組み合わせる根拠
職場の定期健診・特定健診でカバーされる範囲
「健診=がん検診」ではない ― 国立がん研究センターの公式見解
私が外来で感じるのは、「健診の結果が問題ないから、がん検診は受けなくていいですよね」と尋ねられる場面が少なくない、ということです。健診と検診は目的が違うため、健診で「異常なし」でも、それはがんがないことの証明にはなりません。当院では、健診とがん検診は役割が違う検査として、両方を組み合わせて受けることをおすすめしています。
3.対策型検診と任意型検診の使い分け ― 費用と目的で選ぶ判断軸
対策型検診(住民検診)とは ― 市区町村が実施し、無料か少額
任意型検診(人間ドックなど)とは ― 個人がリスクを下げるために受ける
当院の推奨パターン ― まず対策型、足りない部分を任意型で補う
4.人間ドックは健診か検診か ― 任意型検診としての位置づけ
人間ドックを優先したほうがよい人・後回しでよい人
・優先を検討してよい方:職場健診やがん検診の機会が少ない方、がんの家族歴が強い方、複数の生活習慣病リスクをまとめて確認したい方
・まず対策型検診で十分なことが多い方:対象年齢で住民検診を毎年受けられている方、特定の症状がない方
・人間ドックではなく受診(保険診療)が適切な方:すでに症状がある方、健診・検診で「要精密検査」となった方
5.あなたが受けるべき検査の組み合わせ ― 年代×働き方×家族歴の判断マップ
会社の健診を毎年受けている40代の方
自営業・専業主婦など職場健診がない方
胃の症状がある方・ピロリ菌陽性歴のある方
健診・検診で「要精査(要精密検査)」と言われた方
6.足立区で受けられる健診・検診と当院の対応
足立区のがん検診一覧(令和8年度・自己負担額)
知っておきたい区の制度 ― ハイリスク検診で「要精密検査」なら保険診療へ
当院で対応している区検診と、対応していない区検診
当院での健診後フォローの実情 ― 内視鏡を受ける方の3〜4割が「要精査」きっかけ
7.今すぐ受診すべき警告サイン
⚠ 便に血が混じる・黒いタール状の便(黒色便)が出る
⚠ みぞおちの痛みや不快感・食事がつかえる感じが続く
⚠ 急な体重減少や、原因のはっきりしない食欲不振
⚠ 便の性状や排便回数の変化が続く(下痢・便秘を繰り返す)
⚠ 検診で「要精密検査」と言われたまま、精密検査を受けていない
⚠ 健診で貧血を指摘された(消化管からの出血が隠れていることがある)
⚠ 40歳前にがんになった家族がいて、症状や不安がある
足立区青井・五反野エリアで、健診結果や症状に不安を感じたら、当院にもお気軽にご相談ください。
WEB問診はこちら
8.当院での健診後フォローと精密検査・内視鏡の流れ
WEB問診に症状や健診結果の内容を記入いただくと、診察がスムーズです。健診・検診の結果用紙、お薬手帳、保険証をご準備ください。
どの項目が「要精密検査」なのかを一緒に確認し、必要な検査(胃カメラ・大腸カメラ・採血・腹部エコーなど)を判断します。当院では院長が必ず担当し、行くたびに医師が変わることはありません。
その場でできる採血・腹部エコー等を行い、内視鏡検査は体調やご都合に合わせて予約します。鎮静剤を使って眠っているような状態で受ける方法や、鼻から入れる経鼻内視鏡も選べます。
院長が検査を担当します。検査中に組織を採取(生検)して詳しく調べることもあります。苦痛の少ない検査を心がけています。
結果をご説明し、必要に応じて治療やフォローの計画を立てます。経過観察が必要な方には、次回の検査時期もご案内します。
9.よくある質問
まとめ
足立区・青井・五反野・綾瀬・西新井・小菅・六町・竹の塚エリアで、健診結果の見方が分からない、胃カメラ・大腸カメラを相談したいという方は、足立外科胃腸内科医院にお気軽にご相談ください。健診から精密検査・内視鏡まで、ご自身に合った進め方を一緒に決めていきます。
胃カメラについて
参考文献
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/about_scr01.html
2.公益財団法人 日本対がん協会「がん検診の種類(対策型と任意型)」(2026年)
https://www.jcancer.jp/prevention/kinds/
3.足立区「がん検診」(令和8年度・2026年5月更新)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/datahealth/fukushi-kenko/kenko/cancerscreening.html
4.公益社団法人 日本人間ドック・予防医療学会(公式サイト・2026年)
https://www.ningen-dock.jp/