作成日:2025/4/24更新日:2025/9/6執筆 :足立外科胃腸内科医院 院長 医学博士 飯田修史保有資格:消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医院長の経歴についてはこちら胃がんとピロリ菌の関係をご存知ですか?「ピロリ菌の除菌をしたから、もう安心」そう思っていませんか?確かに、ピロリ菌は胃がんの大きな原因の一つであり、除菌することで胃がんのリスクを大きく下げることができます。しかし、実は除菌をした後でも胃がんが発見されるケースがあるのです。本記事では、ピロリ菌除菌後の胃がん(除菌後胃がん)について、最新の研究や内視鏡診断の課題、そして予防のためにできることをわかりやすくご紹介します。1.ピロリ菌を除菌しても胃がんになるの?ピロリ菌除菌は、2000年から保険適用が始まり、現在では多くの方が治療を受けています。特に2013年からは「ピロリ菌感染性胃炎」にも保険が適用され、広く行われるようになりました。ところが、除菌後の経過観察中に胃がんが発見される症例が増えてきているのです。2.どうして胃がんが見つかるの?理由の一つとして、・除菌前からすでにがんが存在していた・除菌によって内視鏡での発見が難しくなっているという点が挙げられます。内視鏡検査では、がんの「見た目」が診断の手がかりになりますが、ピロリ菌を除菌すると、・病変が平らになる(平坦化)・境目があいまいになる(不明瞭化)といった変化が起こるため、がんを見逃してしまうリスクがあるのです。3.除菌後胃がんの特徴とは?研究によると、除菌後に見つかる胃がんの多くは「分化型腺がん」というタイプで、粘膜の中にとどまっていることが多いです。これはつまり、早期発見できれば内視鏡で治療が可能なケースが多いということです。しかし、除菌後のがんは発見が難しく、進行してから見つかることも。そうなると、手術や抗がん剤治療が必要になるケースもあり、患者さんにとって大きな負担となってしまいます。4.除菌後も「定期的な内視鏡検査」が重要!ピロリ菌を除菌したからといって、胃がんにならないわけではありません。除菌後こそ、定期的な胃内視鏡検査が大切です。5.こんな方は要注意!!・除菌後、内視鏡検査を1年以上受けていない・胃に慢性的な不快感がある・胃がんの家族歴がある当院でも、ピロリ菌除菌後の患者様に対しては、年に1回の胃カメラ(内視鏡)検査をおすすめしています。▶️ 胃カメラ検査ページはこちら▶️ 検査の費用についてはこちら▶️ WEB内視鏡予約はこちら6.当院の内視鏡検査について足立区青井にある「足立外科胃腸内科医院」では、・消化器内視鏡専門医が診察・検査・苦痛の少ない経鼻内視鏡にも対応・鎮静剤を使用しての検査も可能といった体制で、安心・丁寧な内視鏡検査を行っています。特に「ピロリ菌除菌を終えて安心していたけれど、ちょっと心配…」という方は、一度お気軽にご相談ください。足立区、五反野、青井、西新井周辺で消化器内科・胃カメラ検査をご希望の方は、ぜひ当院「足立外科胃腸内科医院」までご相談ください。当院院長は消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医の資格をもっており、おなかのスペシャリストです。経験豊富な院長が必ず内視鏡検査を行い、検査後の説明、その後の外来フォローアップも丁寧に責任を持って行います。検査して終わりではなく、行く度に対応する医者が変わることもありません。7.まとめ:除菌しても油断せず、内視鏡でしっかりチェックをピロリ菌の除菌は、胃がん予防にとても効果的な方法です。ですが、それで終わりではありません。除菌後も、胃がんのリスクはゼロではないのです。だからこそ、定期的な内視鏡検査で「見逃さない」ことが、私たち消化器内科医の大切な使命です。胃がんは、早期に見つかれば内視鏡で治せる病気です。どうか安心のためにも、内視鏡検査を忘れずに受けてくださいね。ピロリ菌は、自覚症状が乏しいために見逃されがちです。しかし、早期発見・早期除菌で将来のリスクを大きく減らすことが可能です。関連リンク・ピロリ菌感染症についてhttps://www.adachi-ichou.com/consultation/16.html参考文献・小林正明「H. pylori除菌後胃癌の現状と課題」JDDW2024教育講演・日本消化器病学会「胃がん診療ガイドライン」・国立がん研究センター がん情報サービス足立区五反野・青井・西新井エリアで内視鏡検査をご希望の方は、【足立外科胃腸内科医院】へどうぞ。一人ひとりに寄り添いながら、丁寧に対応いたします。お気軽にご相談ください。▶️ 胃カメラ検査ページはこちら▶️ 大腸カメラ検査ページはこちら▶️ 検査の費用についてはこちら▶️ WEB内視鏡予約はこちらこの記事は、一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。必ず、医師の診断を受けてください。==============================足立外科胃腸内科医院東京都足立区青井2−24−803−3880−1191かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。https://www.adachi-ichou.com/https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo==============================
更新日:2025/9/6
執筆 :足立外科胃腸内科医院 院長 医学博士 飯田修史
保有資格:消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医
院長の経歴についてはこちら
胃がんとピロリ菌の関係をご存知ですか?
そう思っていませんか?
確かに、ピロリ菌は胃がんの大きな原因の一つであり、除菌することで胃がんのリスクを大きく下げることができます。しかし、実は除菌をした後でも胃がんが発見されるケースがあるのです。
本記事では、ピロリ菌除菌後の胃がん(除菌後胃がん)について、最新の研究や内視鏡診断の課題、そして予防のためにできることをわかりやすくご紹介します。
1.ピロリ菌を除菌しても胃がんになるの?
2.どうして胃がんが見つかるの?
・除菌前からすでにがんが存在していた
・除菌によって内視鏡での発見が難しくなっている
という点が挙げられます。
内視鏡検査では、がんの「見た目」が診断の手がかりになりますが、ピロリ菌を除菌すると、
・病変が平らになる(平坦化)
・境目があいまいになる(不明瞭化)
といった変化が起こるため、がんを見逃してしまうリスクがあるのです。
3.除菌後胃がんの特徴とは?
4.除菌後も「定期的な内視鏡検査」が重要!
除菌後こそ、定期的な胃内視鏡検査が大切です。
5.こんな方は要注意!!
・胃に慢性的な不快感がある
・胃がんの家族歴がある
当院でも、ピロリ菌除菌後の患者様に対しては、年に1回の胃カメラ(内視鏡)検査をおすすめしています。
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6.当院の内視鏡検査について
・消化器内視鏡専門医が診察・検査
・苦痛の少ない経鼻内視鏡にも対応
・鎮静剤を使用しての検査も可能
といった体制で、安心・丁寧な内視鏡検査を行っています。
特に「ピロリ菌除菌を終えて安心していたけれど、ちょっと心配…」という方は、一度お気軽にご相談ください。
当院院長は消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医の資格をもっており、おなかのスペシャリストです。
経験豊富な院長が必ず内視鏡検査を行い、検査後の説明、その後の外来フォローアップも丁寧に責任を持って行います。
検査して終わりではなく、行く度に対応する医者が変わることもありません。
7.まとめ:除菌しても油断せず、内視鏡でしっかりチェックを
ですが、それで終わりではありません。
除菌後も、胃がんのリスクはゼロではないのです。
だからこそ、定期的な内視鏡検査で「見逃さない」ことが、私たち消化器内科医の大切な使命です。
胃がんは、早期に見つかれば内視鏡で治せる病気です。
関連リンク
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参考文献
・日本消化器病学会「胃がん診療ガイドライン」
・国立がん研究センター がん情報サービス
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