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足立胃腸科外科

舌下免疫療法ってなに?始めるなら今!

スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに舌下免疫療法があります。

ダニアレルギーに対する舌下免疫療法は、一年中いつからでもはじめられますが、
スギ花粉症の場合、スギ花粉が飛んでいない6月~11月に開始します。

興味がある方、はじめるなら今がちょうど良い時期といえます。

花粉症については
https://www.adachi-ichou.com/consultation/214.html
をご参照ください。 


●こんな方には舌下免疫療法がおすすめです
・治療期間が長く(3~5年)かかっても、根本的にスギ花粉症やダニアレルギーを治したい方
・薬を減らしたい、やめたい方

●舌下免疫療法ってなに?
舌下免疫療法は、アレルゲン免疫療法(減感作療法)の一種で、アレルゲン(アレルギーの原因物質)を少しずつ定期的に体内に投与することによってアレルゲンへの反応性を低下させる治療法です。

舌下免疫療法は現在、スギ花粉症とダニのアレルギー症状を根本から治すことができる唯一の治療法とされています。

従来は花粉エキスを低い濃度から次第に高い濃度へと長期間にわたって皮下注射(皮下免疫療法)する方法が行われてきましたが、簡便な方法として舌下免疫療法が開発されました。

治療効果は皮下免疫療法のほうが若干優れていますが、安全性の面では舌下免疫療法が優れています。
また、皮下免疫療法はアレルゲンエキスを注射で投与するため医療機関での施行が必要であるのに対し、舌下免疫療法は初回服用時などを除いて自宅での治療が可能です。

●期待できる効果は?
くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善
涙目、目のかゆみの改善
アレルギー治療薬の減量
QOL(生活の質)の改善
など

正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。  
●舌下免疫療法をすれば全員に効果がみられるの?
2割の方が完治し、6割の方に症状の改善がみられ、2割の方は効果がないといわれています。

●どんなひとが舌下免疫療法を受けられるの?
採血にてスギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。
だれでも舌下免疫療法を受けられるわけではないことにご注意ください。

【治療を受けることが出来ない方】
・重症気管支喘息患者
・高齢者(65歳以上)
・妊婦・授乳婦
・非選択的β遮断薬内服患者
・全身性ステロイド薬内服患者
・悪性腫瘍・自己免疫疾患・免疫不全患者
など

●どうやって舌下免疫療法を行うの?
薬を舌の下(舌の裏)に入れて、1分間ほど保持した後、飲み込みます。
その後5分間はうがい・飲食を控えます。

●いつから始めるのが良いの?
スギ花粉症の場合、スギ花粉が飛んでいない6月~11月に開始します。
スギ花粉が飛ぶ可能性がある時期は、治療をはじめることができません。

ダニアレルギーに対する舌下免疫療法は、一年中いつからでもはじめられます。


●どれくらいの期間治療するの?
1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年にわたり服用します(3年以上推奨)。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。

スギ花粉症に対しては【シダキュア】という薬を投与します。
最初の1週間は2,000JAU錠を1日1回1錠、2週目以降は5,000JAU錠を1日1回1錠、服用します(3年以上推奨)。

ダニアレルギーに対しては【ミティキュア】という薬を投与します。
最初の1週間は3,300JAU錠を1日1回1錠、2週目以降は10,000JAU錠を1日1回1錠、服用します(3年以上推奨)。

●効果はどれくらいであらわれるの?
正しく治療が行われると、スギ花粉症の場合は初めてのスギ花粉飛散シーズンから、ダニアレルギー性鼻炎の場合は治療を始めて数ヶ月後から効果が得られことが期待されます。

●子供でも舌下免疫療法はできるの?
子供でも舌下免疫療法は可能ですが、舌の裏に薬を入れ、1分間そのままにする必要があるため、当院では6歳以上の方からとさせていただいております。

●副作用は?
主な副作用としては以下のものがあります。
・口の中の浮腫、腫れ、かゆみ、不快感、異常感
・唇の腫れ
・喉(のど)の刺激感、不快感
・耳のかゆみ
など

重大な副作用としては
・ショック
・アナフィラキシー
など

アナフィラキシーとは
医薬品などに対する急性の過敏反応により、医薬品投与後多くの場合30分以内で、蕁麻疹などの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁など)がみられる状態のことをいいます。

【治療開始までのながれ】
舌下免疫療法を検討されている方は、医師・スタッフまでお声がけください。 


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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科・皮膚科】
【五反野、青井のクリニック】

東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
https://www.adachi-ichou.com/
https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo

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