足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

暑熱順化2022


肌寒い日があったかと思うと日差しが強く、暑い日もある今日この頃。
連休最終日も晴天に恵まれました。

この時期に気をつけたいのが「熱中症」です。
暑さに体が慣れていないときに、急に気温が上がると、熱中症のリスクが高まります。

熱中症対策の一つとして「暑熱順化」(しょねつじゅんか)というものがあります。

暑熱順化とは暑い環境に体を慣れさせることをいいます。
本格的に暑くなる前から徐々に体を暑さになれさせることで、暑熱環境にさらされても熱中症になりにくくなります。

熱中症に関しては
https://www.adachi-ichou.com/consultation/67.html
をご参照ください。


暑熱順化により、
・発汗しやすくなります。汗をかくことにより、皮膚の表面から汗が気化・蒸発し、気化熱が奪われるため体温が上がりにくくなります。
・皮膚血管が拡張し、放熱しやすくなります。
・汗に含まれるナトリウムイオン濃度が30〜40%低下し、汗による塩分損失がおさえられます。
以上のことにより、熱中症になるリスクが低下するのです。

暑熱順化にはおおむね1-2週間程度かかるといわれています。
暑くなる前から余裕を持って暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。

具体的な暑熱順化の方法としては
ウォーキングなら1日30分を週5回、
ジョギングなら1日15分を週5回、
入浴(シャワーだけでなく湯船につかる)は2日に1回、
筋トレやストレッチなど適度に汗をかく運動は30分を週5日〜毎日
サイクリングは30分を週3回
などがあげられます。

コロナ禍で、外出しにくい状況ではありますが、入浴などできることからはじめるのが良いでしょう。
くれぐれも自身の体調に留意して、無理はしないようにご注意くださいね。


また、暑さ指数(WBGT)が28℃を超えるあたりから熱中症患者発生率が急に上がり始めます。
WBGTが高い時に熱中症が起こりやすいため、この指数が労働現場、スポーツ時、日常生活での熱中症予防の目安として使われています。
ご自分の地域の暑さ指数(WBGT)をチェックして熱中症予防に役立てましょう!

暑さ指数(WBGT)については
https://www.adachi-ichou.com/blog/246.html
をご参照ください。



参照:
・イベント主催者・施設管理者のための夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン2020. 環境省
・熱中症環境保健マニュアル2018. 環境省
・暑熱順化ポイントマニュアル. 日本気象協会 


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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
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