足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

第29回スポーツ医学再研修会に参加しました

こんにちは

今回は1月21日(日)にWEB開催で第29回スポーツ医学再研修会に参加したお話です。

私は日本医師会認定健康スポーツ医の資格を持っています。
健康スポーツ医とは、日本医師会が研修を行い、スポーツ競技者だけでなく一般生活者を含めた健康増進を目的に認定される資格です。

研修会の内容は下記の5つでした。

1.女性における運動の在り方と医師の関わり
2.膝関節スポーツ損傷
3.運動を健康維持・増進に役立てるために
4.メタボリックシンドロームの運動療法
5.健康スポーツ医の活動の実際

興味深かった内容をいくつか挙げると、

運動不足は脳の変性と関連する可能性が示唆されていました。
・体力が低く、メタボリックシンドロームになっている人では大脳白質の変性が生じている。Shimoji K et al. Diabetes Care 36:696-700, 2013
・中年では体力の低い人ほど5年間の脳体積低下が進んだ。Zhu N et al. Neurology 84:1-7, 2015

中年で週2回以上運動していた人はアルツハイマー病のリスクが0.38倍、認知症のリスクが0.48倍と高齢での認知症リスクが低下していました。 Lancet Neurology Volume 4, Issue 11, November 2005, Pages 705–711 34

身体活動はガン発症と関連することが示唆されていました。
・高い身体活動レベルの運動を行っていた者は、低い者に比べ食道線がん、肝臓がん、肺がん、腎臓がん、胃がん、子宮がん、骨髄性白血病、骨髄腫、大腸がん、頭頸部がん、直腸がん、膀胱がん、乳がんの発症率が低下していました。JAMA Intern Med. 2016;176(6):816–825.


運動がいかに大事かがわかりますね。
私もこの講義をきいて、ケガをしない範囲で運動しようと思いました。

以前書いた健康スポーツ医についての記事は下記参照してください。

日々の診療の中での、「どのような運動を、何に注意しながら、どの程度すれば良いのか?」という患者さんの疑問に適切に答えられるようこれからも知識のアップデートに努めて参ります。

なにか聞きたいことがありましたらお気軽におたずねくださいね。

薬を処方するだけではなく、適切な運動を指導することによって病気の悪化を防ぎ、薬を減らしたり、薬から卒業できるようになってもらいたいと思っております。 
共に頑張っていきましょう。

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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
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【五反野、青井のクリニック】

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03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
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