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抗インフルエンザ薬の予防内服について

作成日:2025/10/01
更新日:2025/10/01
執筆 :足立外科胃腸内科医院 院長 医学博士 飯田修史
保有資格:消化器内視鏡専門医、消化器病専門医、外科専門医
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インフルエンザの流行シーズン、ご自身やご家族の健康が特に心配になる時期かと思います。
特に、大事な受験や会議を控えている方、同居のご家族がインフルエンザに感染してしまった場合など、「絶対に感染するわけにはいかない」という状況もあるでしょう。
そのような場合に選択肢となるのが、抗インフルエンザ薬の「予防内服(予防投与)」です。

足立区、五反野、青井、六町、西新井、綾瀬、小菅エリアにお住まいの方で抗インフルエンザ薬の予防内服をご希望の方は是非ご相談ください。
この記事では、当院で実施しているインフルエンザの予防内服について、対象となる方、費用、注意点などを詳しく解説します。

当院では下記の薬を予防内服として処方可能です。
インフルエンザに対する予防内服は、健康保険が適用されない自費診療となります。費用は診察料と薬剤費を含んだ金額です。

■対象:12歳以上のかた(未成年の方は保護者の同意書が必要です。)
【タミフル(オセルタミビル75mg)】10日分: 7,000円(税込)
【イナビル(ラニナミビル20mg)】2キット: 9,000円(税込)

では以下に解説をしていきます。

インフルエンザの予防内服とは?

予防内服とは、インフルエンザの治療に用いるお薬(タミフル、イナビルなど)を、感染予防の目的で使用することです。
受験や大切な会議・旅行など「どうしても体調を崩せない時」や、同居家族や職場の同僚がインフルエンザにかかった場面で検討されます。
抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えるため、発症を防いだり症状を軽くしたりする効果が期待できます。
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このような方におすすめです

予防内服は、以下のような状況の方に特に有効です。
・同居のご家族や職場の同僚など、身近な方がインフルエンザに感染してしまった方
・大学受験や大切な試験を控えている受験生
・大事な会議や出張など、仕事で休めない予定がある方
・ご高齢の方(65歳以上)や、心臓・肺の持病、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方

上記に当てはまらない場合でも、医師が状況を伺い、必要と判断した場合には処方が可能です。お気軽にご相談ください。

予防内服の重要なポイント

予防内服はインフルエンザ患者との濃厚接触から48時間以内に始めることが推奨されます。

48時間を過ぎて開始した場合の有効性は確認されていません。


当院で処方するお薬と服用方法

当院ではタミフル(オセルタミビル)とイナビル(ラニナミビル)を取り扱います。

【タミフル(オセルタミビル75mg)】
剤形:経口薬
用法:1日1回 。10日間。
予防効果の目安:服用期間中のみ効果持続
主な副作用:下痢、腹痛、悪心 など

【イナビル(ラニナミビル20mg)】
剤形:吸入薬
用法:1日1回吸入。2日間。
予防効果の目安:1回の吸入で約7~10日間効果持続
主な副作用:下痢、めまい、腹痛 など

いずれも100%の発症予防ではありません。
臨床研究では、タミフルで発症リスクの有意な低下、イナビルでもプラセボより低い発症率が報告されています。
ワクチンとの併用で総合的な予防効果の向上が期待できます。 

費用について(自費診療)

インフルエンザの予防内服は、健康保険が適用されない自費診療となります。費用は診察料と薬剤費を含んだ金額です。
■対象:12歳以上のかた(未成年の方は保護者の同意書が必要です。)
【タミフル(オセルタミビル75mg)】10日分: 7,000円(税込)
【イナビル(ラニナミビルオクタン酸エステル20mg)】2キット: 9,000円(税込)

※ご購入後の返品・交換はできませんのでご了承ください。
※妊娠中・授乳中の方は事前にご相談ください。

受診の流れ

1. 受診と問診:直接来院いただくかネットで受付をしてください。web問診もしくは来院後問診票をご記入ください。
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院内ではマスクの着用が必要です。持参してください。
2. 医師の診察:症状・接触状況・基礎疾患の有無などを確認し、必要性と薬剤選択を判断します。
3. 処方・ご説明:院内または院外処方でお渡しします。用法・用量・開始時期を必ず遵守してください。

★ご来院の際の注意点(必ずお読みください)

1. ご本人様の受診が必要です 予防内服の処方は医師の診察が必須です。医師法により、診察なしでお薬を処方することは禁じられています。必ず処方を希望されるご本人様がご来院ください。
2. 他の診療との併用はできません 予防内服は自費診療のため、同日に保険診療(風邪の治療など)を併せて行うことはできません。もし他の症状で受診を希望される場合は、別の日にお越しいただくか、その日の診療がすべて自費となることをご了承ください。
3. 「医薬品副作用被害救済制度」について 予防内服は、添付文書で推奨されている対象者(高齢者や基礎疾患のある方など)以外の方が使用した場合、万が一重い副作用が起きても国の救済制度の対象外となる可能性があります。
4.ご購入後の返品・交換はできませんのでご了承ください。

この点をご理解いただいた上で、処方を受けていただくことになります。

まずはお気軽にご相談ください

インフルエンザの感染は、ご本人だけでなくご家族の生活にも大きな影響を与えます。大切な時期を万全の態勢で乗り越えるための一つの選択肢として、予防内服を検討してみてはいかがでしょうか。
ご希望の方、ご不明な点がある方は、お気軽に当院までご相談ください。 

参考文献

日本感染症学会:院内感染対策講習会Q&A https://www.kansensho.or.jp/sisetunai/kosyu/pdf/q080.pdf
厚生労働省:抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドライン https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/090217keikaku-06.pdf
内閣官房:治療薬・治療法に関するガイドライン https://www.caicm.go.jp/action/plan/guideline/files/guidelines_08_2.pdf

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