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足立胃腸科外科

採血結果解説#1 採血検査結果の意味と理解

こんにちは。

みなさんは定期的に健診・検診を受けていますか?

受けてはいるけれど、結果を受け取っただけで内容を確認していない、
中を確認したけれど、数値が並んでいるだけで内容を理解していない、
異常値に印がついていて、怖くてたまらずどうしていいかわからない
などなど様々な方がいらっしゃると思います。

せっかく健診を受けたのですから、各検査項目の意味、結果の解釈をきちんとしたいと思いませんか?
そこで今後、「採血検査結果の意味と理解」についてシリーズ化し解説をしていきたいと思います。

このシリーズでは、採血検査結果の項目ごとにその意味や重要性を分かりやすく説明していきます。
初回は、基本的な概念として、採血検査の意義と一般的な項目についてお話しします。
後続の記事では、さまざまな項目に焦点を当て、具体的な数値や異常値の意味を解説します。

このシリーズを通じて、採血検査結果をしっかり理解し、自分の健康に対する知識を高めていただければと思います。

それでは、はじめていきましょう。

採血検査の意義:
採血検査は主に次のような目的で行われます。
●健康スクリーニング: 定期的な採血検査は、健康状態をチェックするためのスクリーニング手段として活用されます。潜在的な健康問題やリスクを早期に発見し、適切なアクションを取ることができます。
●疾患診断: 採血検査は特定の疾患の診断や確認に役立ちます。血液中の異常やマーカーの変化から、病気の種類や進行度を判断することができます。
●治療効果の評価: 治療を受けている患者さんは、採血検査を通じて治療効果を評価することができます。薬物療法や治療計画の調整が必要かどうかを判断します。
●予防と管理: 特定の健康状態や疾患に関するリスクを把握し、予防策や管理方法を導き出すための基礎情報を提供します。

一般的な採血検査項目:
一般的な採血検査項目には次のものが含まれます。
●血糖値 (Glucose): 空腹時の血糖値や食後の血糖値を測定し、糖尿病の診断や管理に用います。
●ヘモグロビンA1c (HbA1c): 過去数か月の平均血糖値を示し、糖尿病のコントロールを評価します。
●コレステロール (Cholesterol): 総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールなどを測定し、心血管リスクを評価します。
●トリグリセリド (Triglycerides): 脂質の一種で、心血管リスクと関連しています。
●肝機能検査 (Liver Function Tests): 肝臓の健康状態を評価するため、AST、ALT、アルブミンなどが測定されます。
●腎機能検査 (Kidney Function Tests): 腎臓の機能や排泄能力を評価するため、クレアチニンや尿素窒素などが測定されます。
●血球数 (Complete Blood Count, CBC): 赤血球、白血球、血小板などの数を測定し、貧血や感染症などを評価します。
●炎症マーカー: CRP(C-反応性蛋白)、ESR(赤沈)などのマーカーが、炎症や感染の程度を示す指標となります。
これらの一般的な項目は、健康状態の評価に役立つ情報を提供します。
次回以降の記事では、これらの項目についてさらに詳しく解説していきます。


★「健診」と「検診」の違いについては
をご参照ください。


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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科】
【五反野、青井のクリニック】

東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
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