足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

採血結果解説#5 貧血について

採血検査結果の説明をしていくシリーズ第5回です。

このシリーズでは各採血結果につき
・足立区特定健診で設定されている正常値とその範囲
・異常値であった場合の気をつけるべき点
・考えられる疾患
・追加で必要となる可能性がある検査
などにつきコメントしていきます。

今回のお題は「貧血」について   


貧血について:
貧血の項目には赤血球、血色素、ヘマトクリット値があります。

●正常値とその範囲:
赤血球:男性で427〜570万/mm^3、女性で376~500万/mm^3です。
血色素量:男性で13.1~18.0 g/dL、女性で12.1~16.0 g/dLです。
ヘマトクリット値: 男性で39.8~51.8%、女性で33.4~44.9%です。

* 異常値(低値)であった場合の気をつけるべき点:
疲労、息切れ、動機、めまい、皮膚の蒼白などの症状を引き起こす可能性があります。

* 考えられる疾患:
低値では鉄欠乏性貧血、ビタミン欠乏症、慢性疾患、出血、遺伝的疾患、骨髄異常、腫瘍、腎臓疾患など。
高値では脱水、腎臓疾患、ポリサイセミア、高山病、骨髄異常など。
 
* 追加で必要な検査内容の解説:
赤血球数が異常である場合、ヘマトクリット値やヘモグロビン値、鉄の血中濃度、ビタミンB12および葉酸の血中濃度測定、骨髄生検、特定の遺伝子検査など、さまざまな検査が必要です。

貧血の原因を特定するために、ヘモグロビン電気泳動、鉄の血液中の濃度測定、ビタミンB12および葉酸の血中濃度測定、骨髄生検、内視鏡検査など、さまざまな検査が必要となることがあります。
貧血はさまざまな要因によって引き起こされる可能性があり、その原因に基づいて適切な治療が必要です。異常なヘモグロビン値や赤血球数が見られた場合、医師と協力して原因を特定し、適切な治療プランを立てることが重要です。また、健康な食事と栄養補給も貧血の管理に役立つことがあります。
ヘマトクリット値が異常である場合、赤血球数、ヘモグロビン値、鉄の血中濃度、ビタミンB12および葉酸の血中濃度測定など、詳細な検査が必要です。
赤血球とヘマトクリット値は、血液の酸素輸送機能を評価するために重要な指標です。異常な値が見られる場合、原因を特定し、適切な治療や管理プランを立てるために医師と協力することが必要です。また、健康的な生活習慣や食事改善が血液パラメータの改善に役立つことがあります。


当院では高尿酸血症たいする検査、治療が可能です。


気になる異常値は放置せず健診結果を持参のうえ、お気軽にご相談ください。


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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科】
【五反野、青井のクリニック】

東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
https://www.adachi-ichou.com/
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