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手足口病

【手足口病のポイント】

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  • 病原体:コクサッキーウイルス A16、A10、A6 型、エンテロウイルス 71 型など
  • 好発年齢:4歳位までの乳幼児
  • 流行時期:春から夏。ピークは夏。
  • 潜伏期間:3-6 日
  • 感染経路:飛沫感染、接触感染、経口感染
  • 症状:口の中、手のひら、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現。発熱は38℃以下のことがほとんどで高熱が続くことは通常ない。
  • 診断法:症状より診断。
  • 治療法:有効な治療薬はなく、対症療法が行われる。
  • 予防法 経口感染、飛沫感染、接触感染として、一般的な予防法を励行する。
  • 登校(園)基準:本人の全身状態が安定しており、発熱がなく、口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく普段の食事がとれる場合は登校(園)可能。ただし、手洗い(特に 排便後)を励行する。

手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)とは

足立外科胃腸内科医院
手足口病はその名が示すとおり、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る急性ウイルス感染症です。コクサッキーウイルスA6、A10、A16、エンテロウイルス71(EV71)などのウイルスが原因となります。

流行のピークは夏季で、感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。基本的に予後は良好な疾患ですが、急性髄膜炎や急性脳炎などの中枢神経系合併症を生ずることがあります。

学童以上の年齢層の大半は既に原因ウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いので、成人での発症はあまり多くありません。

どのようにして感染するのか?

感染経路は主として、咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染、水疱内容物に触れることによる接触感染、便中に排泄されたウイルスによる経口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。

便中へのウイルスの排泄は長期間にわたり、症状が消失したのち2~4週間にわたり排泄することがあります。

どのような症状がでるのか?

感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現します。発熱は38℃以下のことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。

通常は数日間(3~7日)のうちに治る病気で、水疱が痂皮を形成することは通常ありません。稀に髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。特にEV71による場合には、中枢神経系合併症に注意が必要です。

どのように診断するのか?

診察室
通常は水疱性発疹の性状や分布、季節や周囲での流行状況などを参考に臨床的に診断します。病原ウイルスの同定には水疱内容物、咽頭拭い液、便、直腸拭い液などを使用しウイルスを分離・検出することにより病原診断を行います。

どのような治療法があるのか?

手足口病に特効薬はなく、経過観察を含め、症状に応じた治療(対症療法)が行われます。ウイルスによる病気なので抗生剤の投与は意味がありません。まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため経過観察をしっかりと行うことが重要です。

元気がない、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしている、
などの症状がみられた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

予防

手足口病に有効なワクチンはなく、予防できる薬もありません。手足口病は治った後でも比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあります。また、感染しても発病はせずウイルスを排泄している場合があります。

予防としては患者だけでなく回復者に対しての接触予防および飛沫予防が重要で、特に手洗いの励行、排泄物を適切に処理することが重要です。衛生観念がまだ発達しておらず、生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい乳幼児の集団生活施設では、施設内での感染の広がりを防ぐことは困難です。

また、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、感染した子どもの多くが発病します。保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、手洗いの励行と排泄物の適正な処理、またタオルや遊具(おもちゃ等)を共用しないなどが感染予防対策となる。
手洗い

登校(園)はどうすればよいのか?

手足口病は、学校保健安全法において、「学校において予防すべき感染症」として個別に規定されていません。主症状から回復した後も2〜4週間にわたり児の便からはウイルスが排泄されることから、流行の阻止を目的とする登校(園)停止は有効性が低く、現実的ではないと考えられています。

本疾患の大部分は軽症疾患であり集団としての問題は少ないため、本人の全身状態が安定しており、発熱がなく、口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく普段の食事がとれる場合は登校(園)可能です。

参照

気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

院長 飯田 修史
足立外科胃腸内科医院(外科・胃腸内科・内科・皮膚科)【五反野、青井のクリニック】
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