足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科、皮膚科

足立胃腸科外科

咽頭結膜熱(プール熱)

ポイント

足立外科胃腸内科医院02
  • 病原体:アデノウイルス
  • 好発年齢:幼児から学童
  • 流行時期:夏季に多く発生
  • 潜伏期間:2−14日
  • 感染経路:接触感染、飛沫感染
  • 症状:高熱(39-40℃)、咽頭痛、頭痛、食欲不振を訴え、これらの症状が 3-7 日間続く。咽頭発赤、 頚部・後頭部リンパ節の腫脹と圧痛を認めることもある。眼の症状としては結膜充血、 涙が多くなる、まぶしがる、眼脂など。
  • 診断法:症状よりなされるが、咽頭ぬぐい液や便などを採取して、ウイルス分離あるいはウイルス抗原を検出することで診断します。
  • 治療法:有効な治療薬はなく、対症療法が行われます。
  • 予防法:飛沫感染、接触感染として、排便後またはおむつ交換後の手洗いは石鹸を用いて流水で丁寧に行う。プール前後のシャワーの励行、タオルを共用しないなどの一般的な予防法が大切です。
  • 登校(園)基準:発熱、咽頭炎、結膜炎などの主要症状が消失した後 2日を経過するまで出席停止。

咽頭結膜熱(pharyngoconjunctival fever, PCF)とは

発熱、結膜炎(結膜充血)、咽頭炎を主症状とする小児の急性ウイルス性感染症です。プールを介して流行することが多いのでプール熱とも呼ばれることがあります。

病原体はアデノウイルス(adenovirus)です。季節を問わず発生しますが、6月頃から徐々に増加しはじめ、7~8月にピークを形成します。季節性流行の場合は学童年齢の罹患が主であるとされ、5歳以下が約6割を占めています。

どのようにして感染するのか?

潜伏期は5~7日とされており、発熱、咽頭痛、結膜炎の3主症状のほか、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、リンパ節の腫れ、腹痛、下痢などが生じることがあります。

結膜炎にともなう結膜充血、眼痛、羞明、流涙、眼脂が出現しますが、眼に永続的な障害を残すことは通常ありません。扁桃炎、肺炎の他に、まれに急性脳炎、脳症などの中枢神経合併症を伴うこともあるので注意を要します。

症状は1~2週間程度でおさまります。

どのように診断するのか?

足立外科胃腸内科医院
確定診断には咽頭拭い液や糞便などを採取してウイルス分離あるいはウイルス高原を検出することで診断します。

どのような治療法があるのか?

特異的治療法はなく、経過観察を含め、症状に応じた治療(対症療法)が行われます。眼症状が強い場合には、眼科的治療が必要になることもあります。

まれに急性脳炎、脳症などの中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため経過観察をしっかりと行う必要があります。

予防

有効なワクチンはなく、予防できる薬もありません。

感染者との密接な接触を避けること、流行時にうがいや流水と石鹸による手洗い、手指の消毒を励行することが重要です。プールや温泉施設を利用する際は、前後のシャワーを必ず浴び、タオルは個別にし、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

また、プールの塩素濃度を適正(遊離残留塩素濃度が0.4mg/l以上、1.0mg/l以下)に維持することも対策となります。
咽頭結膜熱 予防

登校(園)はどうすればよいのか?

学校安全法で第二種伝染病に位置づけられており、「主要症状が消退した後2日を経過するまで」出席停止となります。

参照

気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

院長 飯田 修史
足立外科胃腸内科医院(外科・胃腸内科・内科・皮膚科)【五反野、青井のクリニック】
ご相談ください。院長より
お問合せはTEL: 03-3880-1191
足立外科胃腸内科医院
24時間ネット受付